愛が呼ぶほうへ

でもこうして繋いだ手 ひとりじゃないね

the telephonesのLast Partyに参加して思ったこと

11/3、埼玉が誇るパーティーバンドthe telephonesのLast Partyに参加するため、さいたまスーパーアリーナへ行った。

復活したサカナクションの姿がいち早く見たくてという理由もありながら、テレフォンズはフェスで必ず見るバンドだったので(正直言うと特段の思い入れがあるわけではなかったが)すごく寂しい気持ちだった。私がそんな気持ちになるぐらいだから、テレフォンズ愛に溢れている出演バンド達、そしてファンの気持ちを思うと何ともつらい。

ピ様がディスコ繋がりということでPerfumeチョコレイト・ディスコで客を煽るというふざけた場面もありつつ笑、TKが「DISCO〜」と絶叫する場面もあって、Perfume三人祭の時の自己紹介といい、レアなところを観れた。

dustboxはお昼ごはんタイムにしてたため、全く見てない。申し訳ない。

何と言っても印象深いのはROYさんのMC。音楽シーンに出てきたのが同じぐらいで「音楽のジャンルは違うが、ライバルであり同志」と言う。そして「テレフォンズが戻ってくるまで、テレフォンズの分の畑を耕し続ける」と宣言までした。かっこよかった。
テレフォンズの涼平さんが扮装して一曲乱入したけど、まぁ見事に違和感なくハマってて笑った(笑)

トイレと物販のために半分ほどしか見てないけど、テレフォンズが乱入することもなかったようでこの人たちだけのステージだった。reborn、良い曲だなぁと思った。

個人的にとてもテンションあがった久々の9mm。こちらはテレフォンズに対して「明日にでも戻ってこいと思ってる」と言いながらも「戻ってこれなくしてやるグヘヘっていう気持ちもある」と(笑)9mmらしい、テレフォンズへの愛だと思った。
ノブさんが乱入して、ひたすら暴れ狂ってたモンキーディスコが最高に楽しかった。

最初「サカナとテレフォンズってどこで親しくなったんだ?」って思ってたけど、MCで「version」の話をし出して、なるほど!ってなった(笑)しかも私は横浜アリーナでやったversion行ってるし、そこでテレフォンズを初めて見たんだった。懐かしいなぁ。
一郎さんがMCで「僕は敬遠されがちで仲が良い人がいなかったけど、テレフォンズのメンバーは、一郎さーん!!っていつも来てくれて。音楽の話を熱くできた大事な仲間。テレフォンズは必ず戻ってくるから寂しくないです。」って言ってたのが印象的だった。
久々に見たサカナのステージは、やっぱ本当に引き込まれる空間が広がっていたし、石毛さんとノブさんが乱入した時の一郎さんの笑顔が素敵だった。

急病人の発生でかなり時間が押して心配だったけど、最後まで楽しませてくれた。
MCで喋りたいことがまとまらなさそうな石毛さんの姿が印象的だったけど、「音楽で遊び場が作りたかった」「少なからず音楽シーンに爪痕は残せたと思う」っていう言葉が心に残った。
そして、普段は喋らないメンバーも喋っていて、松本さんのMCがすごく心に刺さるものだったけど思い出せない…。「明日からの自分がどうなるかわからないけど、自分たちで決めたことだから。人は常に選択を迫られるけどそれを正解にするのは自分自身」みたいな感じだったかなぁ。
最後はアリーナに降りて客とハイタッチしながら一周してたけど、一旦終わらせるって決めたのは自分たちなのに「終わりたくないよ〜」ってなってる感じがなんか愛らしいなぁと。


テレフォンズはフェスに欠かせないバンドなのに、CDはめちゃくちゃ売れてなかったみたい。私みたいな、CD買わないしワンマンライブ行ったことないけど、フェスでは見るよって感じの人ばっかだったのかな。実際、「なんかよくわかんないけど、DISCOって叫んでると超楽しい」っていうような感覚でテレフォンズを見てたところはある。
だから石毛さんの「ミーハーなリスナーが増えればミーハーな音楽が増えるし、かっこいいリスナーが増えればかっこいい音楽が増える」という言葉もとても印象的だった。

私はポルノグラフィティはじめかなりいろんなアーティストのCDを買ってるし、ライブにも足を運んでるし、音楽業界の中ではなかなか良い顧客なんじゃないかと自負しているものの、少しばかり語弊あるかもしれないけど、自分の大好きな人たちについてはちゃんとその人たちのお金になるような応援をこれからもしたい、とthe telephonesのLast Partyに参加して思った。

結局、バンドだろうとアイドルだろうと、その人達を生かすも殺すもファン自身なんだと思う。